
そろそろ持っている投資用マンションを手放そうかな…?



でも、いつ・どうやって売れば損をしないのか、判断がつかない…
そんなお悩みをお持ちではありませんか。
投資用不動産の売却は、自宅の売却と違って税金の仕組みも市場の見方もひと味異なります。
この記事では、投資用不動産の売却タイミングについて、公的データと実例を交えながら分かりやすく解説していきます。



この記事を読み終わるころには「投資用不動産の売却時期」が詳しく見えているはずです。
- 投資用不動産を売るベストなタイミングの見極め方
- 仲介と買取の違い、向き・不向きの判断基準
- 譲渡所得税・減価償却・オーバーローンの落とし穴
- 査定依頼から引き渡しまでの具体的な流れ
- オーナーチェンジ物件・築古一棟アパートの売り方
投資用不動産の売却で押さえるべき3つの結論


結論から言うと、投資用不動産の売却を成功させる鍵は「所有期間」「市場価格のピーク感」「ローン残債との差額」の3点を同時に見ることです。
ここでは、投資用不動産の売却で押さえるべき3つの結論を解説します。
売り時の判断は「5年超・金利・修繕前」の3つで決まる
不動産の所有期間が5年を超えると、譲渡所得にかかる税率が39.63%(短期)から20.315%(長期)へと大きく下がります。



1,000万円の利益が出たとすると、税金の差はおよそ193万円。
手元に残るお金が約200万円増えます!
ただし、実際に保有していた日数ではなく、売却した年の1月1日時点での所有期間で判定されるという点に注意しましょう。



「5年は超えているから長期だろう」と思い込んで売却のタイミングを決めると、高い税率がかかるのね…
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取得日と売却予定年の1月1日を基準に計算しておこう!
加えて、金利が低いうちは買い手がローンを組みやすく、買主候補が厚くなります。



大規模修繕の直前も、「修繕費の負担を買主に引き継げる」タイミングとして有利に働きます。
この3つの条件が重なる瞬間が売り時です。
売却方法は「仲介」と「買取」の二択で考える
投資用不動産の売却方法は、大きく分けて仲介と買取の2つです。
不動産会社は広告を出したり内覧を手配したり、買いたい人とあなたの間に立って交渉を進めてくれます。
市場価格(いわゆる「相場」)に近い金額で売れる可能性が高い一方で、買い手が見つかるまでに3か月〜半年、場合によってはそれ以上かかることもあります。
買い手を探す必要がないため、早ければ2週間ほどで現金化できます。
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仲介手数料もかかりません!
ただし、買取価格は仲介で売る場合の相場の7〜8割程度になることが一般的です。
相続税の納税期限が迫っている方や空室続きで管理負担が限界という方は、買取の選択肢を最初から検討に含めておくと安心です。
税金と費用は「売る前」に概算しておく
売却価格の4〜7%程度が手数料・税金として出ていく点にも注意しましょう。
- 譲渡所得税
- 印紙税
- 登録免許税(抵当権抹消)
- 仲介手数料
- 司法書士報酬



契約してから「想定より手残りが少ない」と慌てないよう、査定を取る段階で税引後のおおよその手残りを計算しておきましょう!
公的データで読み解く今の投資用不動産市場


2026年時点の投資用不動産市場は「価格は高止まり、金利は上昇、買い手はより慎重」という三重の変化が同時進行しています。
この流れを知っておくと、売り時の判断が格段にしやすくなります。
地価公示が示す商業地・住宅地の上昇トレンド
国土交通省の「令和8年地価公示」(2026年3月公表)によると、全国の住宅地の地価は前年比で2.1%上昇し、3年連続のプラスとなりました。
三大都市圏(東京・大阪・名古屋)の住宅地はさらに強く、前年比で3.5%の上昇です。





3,000万円で買ったワンルームマンションが、単純計算で300〜400万円ほど評価額が上がっている計算になります。
手持ちの物件の周辺で開発や再開発のニュースが流れたら、一度査定を取り直す価値があるということです。
不動産価格指数に見る住宅・商業用不動産の推移


同じ国土交通省が公表する「不動産価格指数」では、マンション(区分所有)の指数は200を超え、2010年比でおよそ2倍の水準に到達しています。
10年前の2倍近くまで上がっているという事実は、裏を返せば「売り手にとってこの10年は類を見ない好機」ということです。
ただし、指数の伸び率は地域によって大きく異なり、地方部では横ばいのエリアも多くあります。
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自分の物件がどの位置にいるのか、全国平均ではなく「物件の所在地市区町村」で確認してみよう!
金利動向が投資用不動産市場に与える影響
日本銀行はマイナス金利政策を解除して以降、段階的に金利正常化を進めています。



つまり、住宅ローン・不動産投資ローンの金利水準も緩やかに上昇しています。
金利が上がると、同じ家賃収入でもローンの返済負担が増えるので注意!
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反対に買主の立場になって考えると、「今の家賃なら買える価格はここまで」という上限が下がるんだ!



売り手にとっては、「より早く決断したほうが有利」という構図になりやすいってことね!
地価の上昇トレンドと金利上昇の綱引きの中で、今が手放しどきかどうかを冷静に見極めていきまししょう。
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投資用不動産を売却する具体的なステップと実践ポイント


結論から言うと、売却で損をしない人は「査定依頼→媒介契約→売却活動→契約→引き渡し→確定申告」という全体像を最初に頭に入れ、各ステップで手を抜きません。
ここでは明日から動ける粒度で、順を追って解説します。
最初にやるべきは、3〜5社への査定依頼です。
- 登記事項証明書
- 購入時の売買契約書
- 直近の固定資産税通知書
- レントロール(賃貸借の一覧表)
投資用不動産の査定では、住居用マンションで使う「取引事例比較法」ではなく、「収益還元法」が中心に使われます。
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査定を取る前に空室を埋めて、適正な家賃水準を維持しておくと有利だね!
注意点は「高すぎる査定額は要注意」ということです。
1社だけ飛び抜けて高い査定を出してくる会社は、媒介契約を取るための営業戦略であるケースも少なくありません。



宅地建物取引業法で査定価格の算出根拠を説明する義務が定められているので、必ず「なぜその価格なのか」の理由を質問してみてください。
査定結果が出揃ったら、売却方法を決めます。
- 相続税の納税期限が迫っているとき
- 空室続きで家賃収入が入らないとき
- 築年数が古くて買い手がつくか不安なとき
- オーナーチェンジで室内を見せづらいとき
- できるだけ高く売りたいとき
- 時間に余裕があるとき



どちらか迷ったら、「仲介で3か月売り出してみて決まらなければ買取に切り替える」という二段構えも有効です。
仲介を選ぶ場合、媒介契約には2種類あります。
- 複数の会社に同時にお願いできるタイプ(一般媒介)
- 1社だけにお願いするタイプ(専任媒介・専属専任媒介)



投資用不動産の場合、私のお勧めは専任媒介契約です!
専任・専属専任ではREINS(国土交通大臣指定の不動産流通機構)への登録が宅地建物取引業法で義務付けられています。
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広域のネットワークに物件情報が行き渡り、買主の母集団が広がるのがメリットだね!
契約期間は最長3か月と宅建業法で定められているので、「最初は専任で3か月、それで動きが鈍ければ契約を見直す」というスタンスで臨むとよいでしょう。
【投資用不動産 売却】のリアルな事例から学ぶ成功と苦労


ここからは、実際に投資用不動産を売却した方の事例を2つ紹介します。
名前は仮名ですが、相談現場で見てきたケースを元にしたリアルな物語です。
事例1:所有期間8年で利益確定、区分マンションを売った佐々木さんの場合
- 30代後半に将来の資産形成のつもりでマンションを購入
- マンションはワンルーム2,100万円(東京都北区の築15年・20㎡)
- 家賃8.5万円、管理委託で手がかからず、8年間ほぼ満室で回してきた
ある日、自分の物件より立地が劣る近隣ワンルームが2,650万円で売り出されているのを目にしました。



え、あの物件がこの値段?
うちだったらもっと高いのでは?



でも売るなんて…
ローンもまだあるのに大丈夫なの?



確かに、このまま持ち続けて家賃を取るのと、今売って利益を確定するのと、どちらが得なんだろうな…
勤務先の昼休みに、FP資格を持つ同僚に相談したときのやりとりが転機になります。



所有期間が8年目なら、長期譲渡所得が使えますね。
5年以下だとほぼ倍の税率ですから、そこは大きいですよ!
佐々木さんは3社に査定を依頼。
価格は2,580万円〜2,750万円とばらつきましたが、最も丁寧に収益還元法の根拠を説明してくれた会社と専任媒介契約を結びました。
売出し開始から47日目、2,680万円で契約成立。
ローン残債1,480万円を一括返済し、諸費用を引いても900万円超の手残りを得ました。



正直、5年を超えたあたりから「そろそろかな」という気持ちはあったんです。
でも、動き出す勇気がなくて。
売却って、市場を見る目と一歩踏み出す決断力の両方が必要なんですね。



「なぜその価格なのか」を具体的な事例で説明してくれる会社を選び、相談してみましょう!
事例2:相続した一棟アパートで苦労した高橋さんの場合
- 高橋久恵さん(63歳・自営業・独身)
- 父親が残した埼玉県内の築32年・木造2階建ての一棟アパート(8戸)を相続
- 家賃は1戸あたり4.5万円ですが、相続時点で3戸が空室
- ローン残債は800万円残っている
相続税の申告期限(10か月以内)が近づき、納税資金のめどが立たないことに気づきます。



父が遺してくれたアパートなのに、税金が払えなくて売らないといけないなんて…
最初に相談した大手仲介会社では「築32年の木造は融資がつきにくく、買主を見つけるのに半年〜1年はかかる」と言われ、愕然としました。
自分でチラシを作ろうとしてもノウハウがなく、空室を埋めるために募集看板を立てても反応はゼロ。



このまま納税期限が過ぎたら、延滞税まで取られてしまう…
悩んでいた高橋さんに、地元の司法書士が助言をくれました。



買取専門の会社に相談してみてはどうですか。
仲介にこだわらなくてもいいんですよ!
その後、3社の買取査定を依頼して契約が決まっています。
価格は仲介想定の3,200万円に対し、買取は2,400万円〜2,650万円。
迷いましたが、相続税の納税期限を優先し、担当者が自宅まで訪問してくれて、契約不適合責任を免責としてくれる会社に決めました。
契約から引き渡しまで18日と非常に早く、残置物もそのまま引き取ってもらえました。



最初は「安く買い叩かれるのでは」と警戒していました。
でも、担当の方が何度も訪問してくれて、物件の状態や家族の事情を丁寧に聞いてくれた。
売った後に欠陥が見つかっても責任を問われない契約だったので、夜もぐっすり眠れるようになりました。
仲介で満額を狙うより、自分の生活を守ることを優先してよかったです!
空家等対策の推進に関する特別措置法の影響で、放置された空き家には固定資産税の優遇が外されるリスクもあります。



決断のスピードが、結果的に高橋さんと家族の暮らしを守りましたね!
投資用不動産の売却に関するよくある質問
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まとめ:投資用不動産の売却、最初の一歩を踏み出すために


この記事のポイントを3つにまとめます。
- 「所有期間5年超・金利の潮目・修繕の前」という売り時を見極める
- 仲介と買取の使い分けを意識する
- 税金と手残りの概算を出しておく



「情報を集めて、判断は冷静に、動き出しは早めに」という姿勢が、結果的に手残りを大きくします。
最近は、担当者がご自宅まで訪問して、物件の状態を見ながら丁寧に説明してくれるサービスもあります。
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ひとりで抱え込まず、まずはプロに相談してみてね!

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