
家を売ったら、思った以上に税金がかかるらしいけどどのくらい?
実は、不動産を売って利益(譲渡所得)が出た年は、ふるさと納税の控除上限額が大幅に上がります。
つまり、普段より多くの寄付ができて、その分だけ税金の負担を軽くできるチャンスなのです。
この記事では、不動産売却とふるさと納税を組み合わせた賢い節税の仕組みをわかりやすく解説します。



不動産売却とふるさと納税について詳しく知りたい方こそ、ご参考ください!
- 不動産売却でふるさと納税の上限額が上がる仕組みと、その理由
- 自分の控除上限額を計算する方法と、具体的なシミュレーション
- 確定申告やワンストップ特例制度など、手続きの注意点
- 売却×ふるさと納税を実際に活用した方の体験談
- 3,000万円特別控除との関係や、よくある疑問への回答
家を売った年は「ふるさと納税の大チャンス」になる理由


不動産を売却して利益が出た年は、ふるさと納税の控除上限額が通常の何倍にも跳ね上がる可能性があります。
ふるさと納税はあくまで「税金の前払い」であり、税金そのものがゼロになるわけではありません。
しかし、少ない負担で返礼品を受け取れるため、何もしなければ単に納めるだけだった税金が返礼品という形で「お得」になるのです。
ふるさと納税の控除上限額は、その年の「所得」の金額で決まります。



不動産を売って利益が出ると、その利益は「譲渡所得」として給与や年金などの収入に上乗せされます。
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その年だけ所得が一時的にグンと増えたことになって、ふるさと納税の枠も一緒に広がるんだね!
ただし、マイホームの売却で使える「3,000万円特別控除」(租税特別措置法第35条)を適用して譲渡所得がゼロになった場合は、ふるさと納税の上限額は増えません。




データで見る「不動産売却×ふるさと納税」が今こそ重要なワケ


不動産の売却益を活用したふるさと納税は、不動産価格が上昇している「今」だからこそ効果が大きいと言えます。
ここでは、公的なデータをもとに、その背景を3つの角度から確認していきましょう。
不動産価格は2010年の約1.5倍に ― 売却益が出やすい時代
国土交通省が2026年3月に公表した「令和8年地価公示」によると、全国の全用途平均の地価は前年比2.8%上昇しました。
住宅地に限っても5年連続で上昇しており、全国31都道府県で住宅地の地価が上がっています。


いま売却を検討している方にとって、高い価格水準がメリットになります。
特に三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)では上昇幅が大きく、全用途平均で前年の3.5%から4.3%へと拡大しています。



地方圏でも上昇傾向が広がっており、「都市部だけの話でしょう?」とは言えない状況になっています。
ふるさと納税の利用者は1,080万人超 ― 制度の定着と最新の変更点
総務省が公表した「令和7年度ふるさと納税に関する現況調査」(2025年7月公表)によると、2024年度のふるさと納税受入額は約1兆2,728億円で、前年度比13.9%の増加となりました。
控除適用者数は約1,080万人に達し、前年度比7.8%の増加です。





住民税を納めている方のうち、5人に1人程度がふるさと納税を利用している計算です。



受入額約1兆2,728億円を控除適用者数で割ると、1人あたりの寄付額は約10万円を超える水準か!



想像以上に多くの人がふるさと納税を利用しているのね。
空き家900万戸時代 ― 相続した実家を売る人が急増中
総務省が実施した「令和5年住宅・土地統計調査」(2024年公表)によると、全国の空き家は約900万戸で過去最多を更新しました。
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前回調査(2018年)から50万戸以上増えているね…


賃貸や売却などの目的がなく「そのまま放置されている空き家」が385万戸に達している点に注意!
空き家率も13.8%と過去最高で、1993年からの30年間で空き家の数はおよそ2倍に増えています。
さらに、2023年12月に改正された「空家等対策の推進に関する特別措置法」(空家特措法)では、管理が不十分な空き家に対する行政の指導が強化されました。



勧告を受けると固定資産税の優遇措置(住宅用地の特例)が外れ、税負担が最大で6倍に跳ね上がるケースもあります。
そして、2024年4月の法改正(不動産登記法)により、相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記を行うことが義務化されました。


相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記しなければ、10万円以下の過料(行政上のペナルティ)の対象になります。
2024年4月より前に発生した相続にも適用されるので要注意!
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売却を考えているなら、相続登記と売却準備を同時に進めるのが効率的!


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自分のふるさと納税の上限額はいくら?計算方法を解説
不動産売却による譲渡所得がある年は、「給与所得ベースの上限額」に「譲渡所得ベースの上限額」を加算して考えます。
具体的な計算方法を、難しい数式を使わずにご説明します。
ふるさと納税の控除上限額はどうやって決まる?基本の仕組み
ふるさと納税の控除上限額は、大きく言うと「あなたがその年に納める住民税の約2割」が目安です。



住民税の金額は所得によって決まるため、所得が増えれば住民税も増え、ふるさと納税の枠も広がります。
もう少し正確に言うと、ふるさと納税の控除は3つの仕組みで成り立っています。
- 所得税からの控除(寄付額から2,000円を引いた金額に所得税率を掛けた額が還付される)
- 住民税の基本控除(寄付額から2,000円を引いた金額の10%が住民税から差し引かれる)
- 住民税の特例控除(特例控除は「個人住民税の所得割額の20%」が上限)
普段は給与所得だけで住民税が決まっている方でも、不動産を売却した年は譲渡所得が加わることで住民税の所得割額が増えます。
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20%に相当する特例控除の枠も連動して大きくなって、結果としてふるさと納税の控除上限額が跳ね上がるんだ!
給与所得と譲渡所得がある場合の計算式をやさしく解説
不動産の譲渡所得は「分離課税」といって、給与所得などとは別に税率が決まっています。
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どちらの計算式にするか次第で、税率は2倍近く変わるんだね。
- 利益が出たときだけ税金がかかる
- 税率は所有期間で大きく変わる
- 使える特例を知っているかどうかで手取りが数百万円変わる



まずは落ち着いて、ご自身のケースをシミュレーションし、どの特例を使えるかを確認することが大切です。
「知らなかった」で損をしない!売却×ふるさと納税のリアル体験談


ここでは、実際に不動産売却とふるさと納税を組み合わせた方の事例をご紹介します。
うまくいったケースと、知らずに損をしかけたケースの両方を見ていきましょう。
相続した空き家を売却して約35万円の返礼品を手にしたBさん
- 地方都市で夫と二人暮らし
- 2年前に一人暮らしだった母親が亡くなり、実家の一戸建て(築40年・木造)を相続
- きょうだいはおらず、相続登記を済ませたものの、実家は車で3時間の距離
- 月に一度、草刈りと換気のために通っていたが負担が増してきた
ある日、実家の隣家から「お宅の庭の木の枝がうちの屋根にかかっている」と電話がありました。



これ以上、ご近所に迷惑をかけるわけにはいかない。
そろそろ決断しなければ…



でも、築40年の家なんて売れるのか…?
キッチンやお風呂は昭和のままで、母の家具や食器も大量に残っています。



リフォームして、片付けて、それからじゃないと売れないのかな。
でも、そのお金もないし…
インターネットで検索したところ、仲介ではなく直接買い取ってくれる不動産会社があることを知り、問い合わせのフォームから連絡しました。



残置物もそのままで大丈夫ですよ。
リフォームも不要です!
売却が終わった後、Bさんは税理士に確定申告の相談をしました。
そこで初めて「今年はふるさと納税の枠がかなり広がりますよ」と教えてもらったのです。
母親の取得費が分からなかったため、概算取得費を使って計算すると譲渡所得は約760万円。
ふるさと納税の控除上限額は通常の約5万円から約35万円にまで増えていました。



正直、ふるさと納税は毎年3万円くらいしかやっていなかったので、35万円と聞いて驚きました。
もっと早く知っていれば、計画的にできたのに。
でも、税理士さんに聞いて本当によかったです。
ふるさと納税の期限を過ぎてしまったCさんの失敗談
- 父親が亡くなった翌年の2月に実家の土地を売却
- 相続税の納税期限まで残り6か月というタイミングで、「早く現金化しなければ」という焦りの気持ちが出た
- 査定を1社だけ受けてすぐに契約
- 売却価格は1,500万円で、譲渡所得は約1,300万円
Cさんは確定申告の時期が近づいた1月になって、会社の後輩から「不動産を売った年はふるさと納税の枠がすごく増えますよ」と聞きました。
慌てて調べたところ、たしかに控除上限額は約55万円にもなる計算でした。



でも、売却したのは前年の2月だから、譲渡所得が発生したのも前年だよな…?
ふるさと納税は「その年の1月1日〜12月31日までの寄付」が対象です。
既に申告の期限が切れていて、55万円の枠があったはずなのに、いつも通りの3万円しか寄付できませんでした。



年末の時点では忙しくて、ふるさと納税のことなんて頭になかった…



売却が決まった時点でふるさと納税の計画を立てることが大切ですね…
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年末に慌てて駆け込む」のではなく、「売却が決まったらすぐにふるさと納税の計画を始める」のがポイントだよ!
ふるさと納税×不動産売却でよく寄せられる5つの質問
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売却後の税金を賢く減らすために、今日からできること
この記事のポイントを3つにまとめます。
- 不動産を売って利益が出た年は、ふるさと納税の控除上限額が大幅に増える
- 売却が決まったら「年末までにふるさと納税を済ませる」ことを忘れずに
- 3,000万円特別控除やその他の税制特例との兼ね合いで、実際の上限額は人それぞれ異なる
「自分のケースではどうなるの?」と具体的に知りたくなったら、税理士に相談してみてください。
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迷ったときこそ、プロに相談してみてね!



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