ケガだけの労災上乗せ保険はもう古い!?三大疾病や介護も補償対象に!東京海上日動の業務災害保険

こんにちは。保険相談ラボ編集部です。

労災上乗せ保険というと、単に労災に上乗せして支払われる傷害保険でしたが、現在では保険の内容も進化して、企業を守るためのさまざまなオプションを付けられるようになりました。

なぜ、労災上乗せ保険がこのような進化を遂げているかというと、企業にとっての労災リスクが変わってきたからです。

変わってきたというよりも、リスクが増えたと言ったほうが正しいかもしれません。

労災上乗せ保険という言われ方をしていましたが、今では、業務災害保険という言い方に変わってきています。

労災上乗せ、業務災害保険にさまざまな企業を守るオプションが必要になったのかは、パンフレットを見ていけばわかります。

今回は、東京海上日動の業務災害保険をご紹介します。

あんしんプロテクトW 東京海上日動

東京海上日動の業務災害保険

東京海上日動の業務災害保険は、商工3団体の会員向けに作られていますが、団体ごとに3つの商品名がついています。

補償内容自体は同じなので、所属している団体に応じで、商品名が変わるイメージです。

今回は、商工会議所の会員向けの『あんしんプロテクトW』を御覧ください。

ちなみに、中小企業団体中央会向けは「経営ダブルアシスト」、商工会向けは「業務災害保険」という名称になっています。

名前は違いますが、中身は同じです。

他の保険会社にはない、新しいオプションもありますので、注目してください。

気になる新型コロナへの対応状況も解説します。

労働災害に関するあれこれ

労災事故のデータをもとに、従業員のリスク、企業のリスクを示しています。

それに対して、『あんしんプロテクトW』どのように対応しているのかが大まかに記載されています。

ちなみに、「ウチはちゃんと労災に入っているから、大丈夫!」と思っている方、キケンです。

労災だけでは、カバーされない部分があるので、しっかりとチェックしましょう。

労災事故の発生状況

労災事故の発生状況です。

まずは定番の「労災事故は交通事故よりも発生率が高い」というものです。

実数ではなく、発生率で比べると労災事故の方が高いというデータです。

労働者にとってみれば、交通事故に合う確率よりも、労災事故に合う確率のほうが高いのです。

交通事故ってある程度、キケンな状況や予測が可能なので比較的予防もしやすいと思います。

労災は過去の経験から予測ができる部分も多いですが、リスクも複雑化していて、予測予防できない部分もかなりあるのかもしれません。

下の円グラフは「業種別労災事故発生状況(死亡者数の構成比)」です。 

製造業や建設業が多いのはイメージしやすいですが、小売や卸売業などの商業や多く、それ以外の業種など、あらゆる業種で発生しています。

死者が出るような大きな事故は、早く、少しでも減らしていきたいところですが、活動している以上、事故が起こるリスクをゼロにすることはできません。

精神障害等の労災補償状況

精神障害等の労災補償状況です。

ご存知だと思いますが、労災事故はケガだけではありません。

社会問題にもなりましたが、過労死や過労自殺が労災認定されるようになってきています。

それに伴ってメンタルヘルス疾患(精神障害等)の労災請求件数も労災認定数も増えています。

その背景には、労働関係法令の改正、制定により、従業員を守る社会になってきているということが挙げられます。

法律では企業が従業員を守ることになっているので、従業員を守れない場合は、その責任は企業にあるということになります。

つまり、企業のリスクが高まっているわけです。

「政府労災と労災訴訟高額判決事例」では、高額の賠償責任が発生した事案が載っていて、1億円を超え、2億円近くまで高額化しています。

ここで、「ウチは労災保険に入っているから大丈夫」と思う方もいるかも知れませんが、大丈夫じゃないんです

労災での支払いによって控除される分は最高でも1,000万円程度なので、例えば、1億1,000万円という高額賠償となってしまった場合、1億円は企業として支出しなければなりません。

労災に入っていてもぜんぜん大丈夫じゃないですよね。

1億円を支払えますか?

労災保険は強制保険なので、言わば最低限の補償なんです。

つまり、高額訴訟になった場合は、労災だけでは全然足りません

他に強制保険というと、自動車に関係する「自賠責保険」というものがあります。

車検を取る際に必ず必要になり、ディーラー経由で加入する上、車検代と一緒に支払うので、あまり加入しているイメージはないかもしれませんが、自動車を持っている方であれば、誰でも加入しているものです。

それなのに、任意保険(自動車保険)に加入していますよね?

なぜかというと、やはり、最低限の補償しかないからです。

自賠責保険は、ケガ(対人)の治療費は最高120万円で、対物は一切支払われません。

例えば、信号に止まっている自動車に追突してしまった場合、治療費は120万円まで支払われますが、大きなケガだと足らない場合があります。

また、追突しているので、相手の自動車の修理が必要になりますが、自賠責保険からは修理費は支払われません。

当然足りない分は、自腹ということになります。

そのために自動車保険という任意保険に加入しているわけです。

つまり、労働災害も同じで、強制保険はあくまでも最低限で、任意保険である労災上乗せ保険(業務災害保険)に加入しないと、多額な支払いに対応できないということになります。

あんしんプロテクトWなら


労災事故の発生状況と精神障害等の労災補償状況を見ると、強制保険である労災保険だけでは足らないことがわかりました。

どうすればよいのか?

労災上乗せ保険である『あんしんプロテクトW』ならこんなことに対応していると、利点がピックアップされています。

  • 派遣社員や構内下請作業員も補償
    正社員だけでなく、パート・アルバイトや派遣、下請負人も対象に含めることが可能。
  • 「賠償補償」と「定額補償」のダブル補償
    会社の責任を問われた場合の「賠償補償」と、ケガによる死亡、入通院の「定額補償」のでダブルの補償。
  • 高額賠償や弁護士費用も補償
    使用者賠償責任補償特約で、労災や過労死等で会社の責任を問われた場合に、賠償金や訴訟費用をカバー。
  • 新しいタイプの労災認定に対応
    過労死・過労自殺など安全配慮義務違反等で訴えられるような新しいタイプの賠償責任にも対応

企業防衛のための補償がしっかりカバーされているので、安心感があります。

一人ひとりがスマホを持つことで簡単に情報を調べることができ、SNSの普及で誰もが情報を発信することができる現在では、「会社を訴えることができる」「高額賠償になる」という情報も簡単に入手することができます。

インターネット社会というとても便利な環境も、企業にとってはリスクになっています。

だからこそ、労災上乗せ保険、業務災害保険で備えなければならない時代になりました。

補償内容

この見開きのページでは、労災上乗せ保険である『あんしんプロテクトW』の補償内容が記載されています。

企業向けの「賠償補償」と従業員向けの「定額補償」のダブル補償。

商工会議所の会員向け商品なので、最大56%割引になっています。

一般的には、商工会議所等の団体の会費を払ってでも、この割引を受けたほうがお得なので、それだけでも団体に所属する価値ありです。

保険の割引以外にも商工3団体に加入するメリットはあるので、もし所属していないのであれば、団体所属も検討してみてください。

商品特長

『あんしんプロテクトW』の特長を9つ紹介しています。

  1. 業務災害に伴う企業・役員個人の賠償責任を
    最大1名あたり5億円/1災害あたり10億円まで補償
  2. 政府労災の給付決定を待たずに保険金が支払われる
    ※精神疾患、脳疾患・心疾患等は、政府労災の給付が決定された場合に支払われます。
  3. メンタルヘルス疾患・脳・心疾患などの疾病や自殺を補償
    熱中症や通勤途上のケガも補償

    ※疾病や自殺は政府労災の給付が決定された場合に支払われます。
  4. 従業員の人数報告不要。パート・アルバイトも自動補償。
    建設業の下請、運送業の下請も補償できる
  5. 三大疾病・介護休業時の社会保険料などの費用を補償
    メンタルヘルス疾患による休業時の補償も追加できる。
  6. 健康経営アシストサービス職場復帰支援サービスを利用できる。
    ※三大疾病・介護により、特約の支払い事例に該当した場合。
  7. 建設業の場合、「経営事項審査制度」の加点ポイントになる。
  8. ハラスメントに対する管理責任や不当解雇に伴う
    役員個人、管理職の法律上の賠償責任を最大3,000万円まで補償
  9. 法人の場合、保険料は全額損金満期時の精算は不要

商品特長が9つもありますが、企業の業務災害、労務トラブルに対して、幅広くカバーされています。

東京海上日動の『あんしんプロテクトW』の特長として、職場復帰に対応した特約があります。

しかも、その特約は直接的に企業にメリットがある補償内容になっています。

従業員が三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった場合や、親族への介護を行うために長期休業する際にも発生する社会保険料や代替のための求人または採用に関する費用等を補償します。

今までの労災上乗せ保険は、従業員への補償があることで、企業への満足度が上がり、それが間接的に企業のメリットにつながっていましたが、この特約は直接的です。

「保険料を払っているのだから、企業へのメリットもほしい」という声に応えた特約です。

従業員も長期の休業になってしまっては、「会社に申し訳ない」「会社に戻りづらい」という思いになってしまい、離職する可能性が出てきます。

せっかく育てた人材が離職してしまっては、企業にとって大きな損失です。

すぐに新たな人材が入社しても、同じように仕事ができるまでにはコストが掛かります。

休業中の負担感がなく、職場復帰できれば、企業も従業員も嬉しいと思います。

介護休業は、今後の日本の大きな課題なので、企業としても取り組まなくてはならない問題です。

補償内容

東京海上日動の『あんしんプロテクトW』の具体的な補償内容が記載されています。

大きく2つの補償に別れていて、上段が「企業をお守りする補償」、下段が「役員・従業員の皆さんをお守りする補償です。

企業をお守りする補償

「企業をお守りする補償」は、最近の業務災害、労務トラブルに対応した補償で、企業防衛のための補償です。

特に、「使用者賠償責任補償」と「雇用関連賠償責任補償」は企業にとって必須の補償と言えます。

【基本補償】

使用者賠償責任補償
従業員が業務中のケガを負い、企業が役員が法律上の賠償責任を負担した場合の補償。
すでに何度も案内しているように、訴えられやすい労働関係法令になっていて、賠償金額が高額化しています。
大きな事故や労災認定が合った場合、企業の存続に関わる可能性が高いので、しっかり備えましょう。
法律相談費用補償
基本補償で自動的についているのであまり気にする必要はありませんが、従業員の業務中のケガで、企業が訴えられそうになったときに弁護士相談費用として10万円を限度に支払われるというものです。

【オプションの補償】

雇用関連賠償責任補償
ハラスメント行為に関する管理責任や不当解雇によって、企業、役員、管理職が法律上の賠償責任を負担した場合の補償です。
オプションですが、必須とも言える補償です。
平成18年から労働審判制度ができたことで、雇用トラブルに関する訴訟、審判が件数が倍増しています。
真似をして訴えてくるケースもあります。
経営陣の見えないところでハラスメントが発生していることもあります。
三大疾病・介護休業時事業継続費用補償
従業員が三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)による休業や介護休業を連続して30日を超えて取得した場合に、企業が負担した従業員が職場復帰に資する費用等を補償
従業員が休業している間の社会保険料の企業負担分や代替のための求人、採用の費用を補償。
更に、精神障害の休業も対象に追加するオプションもあります。
メンタルヘルス等業務上疾病対策費用補償
メンタルヘルス疾患、脳疾患心疾患等について、政府労災の給付申請が行われた場合に所定の保険金が企業に支払われます。

「使用者賠償責任補償」と「雇用関連賠償責任補償」を中心に検討し、それ以外のオプションは必要であれば検討するという感じで良いと思います。

役員・従業員の皆さんをお守りする補償

基本補償
  • 死亡補償・後遺障害補償
    業務中のケガが原因で死亡した場合や後遺障害になった場合の補償。
  • 入院補償・通院補償・手術保障
    業務中のケガが原因で入院・通院・手術した場合の補償。
死亡保険金額や入院・通院の保険金額は、それぞれ保険会社の条件内で金額を設定します。
いくらに設定すればよいか悩むと思いますが、ご希望や予算によって様々ですので、ご相談ください。
検討すべきオプション
  • 地震・噴火・津波危険補償
  • 地震・噴火・津波によってケガした場合も補償し、またこれらが原因で企業が法律上の賠償責任を負担する場合も補償します。
    地震・噴火・津波を原因とするケガや賠償は、通常、対象外になっています。
    エリアに寄ってリスクは違うかもしれませんが、日本中のどこでも震災が起きる可能性があるので、ぜひこの特約は付けておきましょう。

気になる新型コロナに感染した場合は?

新型コロナウイルスに感染した場合、補償されるのかどうか気になりますよね。

もちろん、新型コロナにも対応しています。

その理由は、東京海上日動の業務災害保険『あんしんプロテクトW』では、基本補償内で労災認定された場合の業務上の疾病として、ウイルスによる疾病が含まれています。

あくまでも労災認定された場合なので、労災認定されないようなプライベートで感染した場合は対象外です。

現在は「入院」の特別取扱いもされていて、医師の指示により、ホテルや自宅等において入院と同等の療養をする場合も「入院」として取り扱っています。

ただし、医師の証明書が必要です。

※新型コロナウイルスに関する情報は、更新される頻度が高いため、最新の情報をご確認ください。

サービス

最終ページに、東京海上日動の業務災害保険を契約すると、使えるサービスがあるのでご案内します。

基本的に無料のサービスですが、一部有料のものも含まれます。

健康経営アシストサービス
  • ストレスチェックサービス
  • メンタルケア・ホットライン
  • メディカルアシスト
  • 介護アシスト
  • 職場復帰支援サービス

主に従業員の健康に関するサービスです。

保険は、トラブルが起きてしまった場合に備えるものですが、そもそもトラブルは発生しないほうが良いので、予防が大切です。

事前のチェック、事前の相談で健康上の問題が発生しないように、予防しましょう。

経営・労務サポートサービス
  • 経営支援・診断サービス
  • 法律・税務・労務ホットライン

助成金や就業規則に関する簡易診断や、法律・税務・労務に関する相談など、経営者の悩みをサポートします。

顧問の先生以外のセカンドピニオンとして活用してみてください。

まとめ

労災上乗せ保険と言われる業務災害保険について、東京海上日動の『あんしんプロテクトW』を解説しました。

ポイントは、近年増加している、労働災害で企業の責任を問われた場合の使用者賠償責任補償

労働関係法令によって、企業の責任が重くなり、高額訴訟も増えているので、企業防衛のためには、使用者賠償責任補償を充実させることが大切です。

更に、最近増えている、ハラスメントや不当解雇等の労務トラブルに対応した雇用関連賠償責任補償

労働審判制度ができたことで、訴訟、審判件数が増えてきているので、企業としての備えが必要です。

また、新型コロナウイルスの対応状況としては、労災認定された場合に補償の対象になるので充分カバーできています。

東京海上日動の業務災害保険は、他にはない「三大疾病・介護休業時事業継続費用補償」という職場復帰に対応した特約があります。

労災上乗せ保険、業務災害保険は企業防衛のための重要な保険ですが、新しい分野でカバー範囲が広いのでわかりにくいのが難点です。

また、販売する側があまり良くわかっていないというのも現状です。

勧められて加入したけど、あまり良くわかっていないケースや、加入はしているけど、あまり意味のない契約内容になっているケースが結構あり、びっくりしてしまいます。

労働災害、労務トラブルは新しい時代に入っています。

貴社の労災上乗せ保険、業務災害保険は、企業防衛ができる保険になっていますか?

一度チェックしてみましょう。

当社にご相談いただければ、現在どのような保険に加入しているのかチェックします。

お気軽に、下記の黄色いボタンをクリックし、お問合せフォームからご連絡ください。

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