新型コロナ感染症に関する利益補償を拡大 旅館・ホテル、食品業界向け総合パッケージ商品を発売 あいおい

こんにちは。保険相談ラボ編集部です。

新型コロナウイルスに罹患されたみなさま、およびご家族、関係者のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

大手損害保険会社のあいおいニッセイ同和損害保険から、新型コロナウイルス感染症に対応した利益補償の特約が販売されたので、その概要をご紹介します。

特に、旅館・ホテル飲食店や食品製造業のみなさんに役立つ保険なので、ぜひ最後まで御覧ください。

新型コロナ感染症に関する利益補償を拡大 旅館・ホテル、食品業界向け総合パッケージ商品を発売 あいおい

新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、保険が新型コロナウイルスに対応しているのかどうか、おりるのかどうかの質問が多く寄せられました。

現在では、各保険会社が新型コロナウイルスにどう対応しているのかを発表しているので、自分が加入している保険会社のホームページを確認してみてください。

さまざまな保険の種類があるので、見つけづらい、分かりづらいという方が大半だと思うので、ごく簡単に説明しておきます。

詳細については、ご加入の保険会社等にお問い合わせください。

新型コロナが対象になる保険
  • 生命保険
  • 病気やケガで入院した場合や亡くなった場合に支払われる保険なので、もともと支払いの対象になっています。

  • 損害保険
  • 傷害保険は、もともとは対象ではなかった新型コロナウイルスを改定(保険の内容変更)によって対象とし、指定感染症に指定された2月1日にさかのぼって補償するという保険会社もあります。

    休業補償・利益補償も、もともと対象ではなかった新型コロナウイルスを対象としている保険会社が多いです。

※感染しただけでは支払われません。
 ご契約の支払い条件に合致した場合に支払われるので、ご加入の契約内容をご確認ください。

もともと新型コロナに対応していたあいおい

新型コロナウイルスの感染拡大に合わせて、保険の内容を変更する改定というものを行うことで、新型コロナにあとから対応した保険会社がほとんどでした。

そんな中、もともと新型コロナウイルスに対応していたのがあいおいニッセイ同和でした。

『食中毒・特定感染症利益補償特約』という名称の特約です。

多くの保険会社が、「特定感染症」の定義を1類〜3類感染症だけとしていたのに、あいおいだけは「新感染症」も対象としていて、新型コロナウイルスが新感染症に指定されたことで、保険の対象になりました。

そのため、「新型コロナに感染して、休業になってしまった場合の補償に加入したい」という企業様からのお問い合わせに、お答えすることが出来ました。

残念ながら、実際に従業員さんが新型コロナウイルスに感染して、保険適用になる事案が発生してしまった企業様もいらっしゃいましたが、「助かった。入っていてよかった」と言っていただきました。

食中毒・特定感染症利益補償特約の概要

もともと、あいおいの保険に存在した『食中毒・特定感染症利益補償特約』の概要を紹介します。

主な目的は、
食中毒や特定感染症の発生による、営業の休止・阻害によって生じた損失を補償する利益保険です。

支払い条件
  • 対象施設での食中毒の発生
  • 対象施設での特定感染症(新型コロナ含む)の発生
  • 対象施設が食中毒や特定感染症(新型コロナ含む)の病原体に汚染された疑いがある場合の行政機関による施設の消毒、その他処置

※いずれの場合も、保健所への届出や行政機関による処置があった場合に限ります。

補償されるもの
  • 営業利益の補償
  • 経常費の補償
  • 収益減少防止費用

わかりやすいように簡単な事故事例を見てみましょう。

事故事例
食品製造業で、工場の従業員が50人。
3人が新型コロナウイルスの陽性と確認され、10人が濃厚接触者と認定。
14日間工場は休業となり、損失が発生。

保険が適用できる事案なので、減少した利益人件費などの固定費が保険から支払われます。

仮に、1人1日8,000円、10日休業、20人分で人件費を計算すると、
8,000 × 10 × 20 = 1,600,000 円
休業中の人件費だけで、160万円かかっています。

売上減少やそれ以外の固定費も考えると、かなりの金額が保険から受け取れます。

保険が支払われるタイミングは?

簡単な事故事例を紹介しましたが、利益だけでなく、固定費も支払われるので、かなり充実した補償内容なんです。

しかし、実際に減少した利益、実際に発生している固定費などを補償するため、その査定が必要になります。

どのくらい利益が減ったのか、どのくらいの固定費がかかっているのか、保険会社に資料を提出しなければなりません。

補償の期間が最大3ヶ月なので、その後に帳簿関係が出来上がると考えると、資料をそろえるだけでも、数ヶ月かかってしまいます。

そこから保険会社の査定が始まるので、更に時間がかかります。

とっても良い保険なのですが、支払いまで一定期間かかってしまうのが難点でした。

このように実際に発生した損害を補償する方式を「実損払い」と言います。

あいおいの新特約『新型コロナウイルス等対応費用補償特約』

減少した利益と人件費やテナント料などの固定費が補償される「食中毒・特定感染症利益補償特約」。

かなり充実した特約ですが、支払いまでに時間がかかってしまうのが欠点でした。

また、感染症対策として、レイアウト変更やアクリル板の設置の経費がかかったり、飲食店が一時的にテイクアウト専門店に業態変更するために追加の費用がかかったりなど、新たな出費が発生することもわかりました。

そんな、食中毒・感染症利益補償特約の欠点を解消すべく誕生したのが、
新型コロナウイルス等対応費用補償特約』です。

新型コロナ新特約の概要

支払い条件:新型コロナウイルス感染が発生し保健所等による措置がなされた場合。
支払金額:契約時に決められた金額(定額払)

※支払金額は、20万円から最大1000万円までの間で施設の規模により自動で設定。

非常にシンプルでわかりやすいです。

支払い条件に当てはまれば、事前に設定された金額が受け取れるんです。

いくら売上が下がったとか、固定費がいくらかかっているというような金額の資料がなくても受け取れちゃうんです。

もちろん、使い道は自由なので、必要なところに資金を投入してOKです。

ただし、かかった費用に対して支払われるわけではないので、不足することも考えられます

例えば、従業員が新型コロナウイルスに感染していまい、2週間休業。
その間に、レイアウト変更や感染防止対策で50万円の費用がかかった。
「新型コロナウイルス等対応費用補償特約」からは20万円が支払われたが、30万円不足した。

先程の「食中毒・感染症利益補償特約」は、「実損払い」でしたが、
「新型コロナウイルス等対応費用補償特約」は、「定額払い」と言います。

定額払は、金額の査定が不要なので、スピーディーに受け取れるというのが最大のメリットです。

新型コロナウイルス等対応費用補償特約に加入するには?

今すぐこの特約に入りたい!
と思ったあなた、ちょっとお待ち下さい。

新型コロナウイルス等対応費用補償特約は、あくまでも特約(オプション)なので、特約単独で加入することは出来ません
メインの契約が必要です。

この特約に加入できる業種も限られています。

新特約の加入条件
  • 業種:食品製造業、食品販売業、飲食店、旅館・ホテル等
  • 保険の種類:上記業種が加入するPL保険(生産物賠償責任保険)等
  • 必要な特約:食中毒・特定感染症利益補償特約

※施設の規模によっては、加入できない場合があります。

つまり、もともとあった実損払いの「食中毒・特定感染症利益補償特約」に追加する形で、定額払の「新型コロナウイルス等対応費用補償特約」を付けられるようになりました。

  • 実際に減少した売上、実際の人件費やテナント料などの固定費が支払われる「実損払い」
  • 使いみち自由、金額の資料不要で、契約時に決められた金額が支払われる「定額払い」

この2つが組み合わさり、今までのデメリットが解消されました。

新型コロナ感染症に関する利益補償の拡大 まとめ

【どんな業種向け?】
食品製造業、飲食店、旅館・ホテル業界向け。

【どんな保険?】
食中毒や特定感染症の発生による、営業の休止・阻害によって生じた損失を補償する利益保険。

【どんなときに使える?】
新型コロナウイルスに感染、またはその疑いにより行政機関による施設の消毒され、営業が休止・阻害された場合に支払われる。

【いつ受け取れる?】
「新型コロナウイルス等対応費用補償特約」は、上記の「どんなときに使える?」が確認できたとき。
「食中毒・感染症利益補償特約」は、売上減少、固定費などが分かる書類の提出、査定が終わったあと。

【いくら受け取れる?】
「新型コロナウイルス等対応費用補償特約」は、契約時に決めた金額(20万円〜最大1000万円)。
「食中毒・感染症利益補償特約」は、売上減少、固定費など、実際の損害分を査定。

新型コロナウイルスによって、大きな影響を受けている食品業界、旅館・ホテル業界向けの新特約です。

新特約は、定額払のため、使いみちは自由です。
感染者以外の従業員のPCR検査費用やレイアウト変更、業態変更など、必要な箇所に使うことが出来ます。

従来の利益補償の部分で、売上減少、固定費などがカバーできるので、ダブルで企業を守る仕組みができました。

お見積り・ご契約には、ヒアリング項目等があります。

気になる方は、お気軽にお問い合わせください。